税務 一郎氏は不動産所得と雑所得がある者で、平均課税の適用を受けることができます。
数字等は仮定のもので、下記に「第一表」、「第二表」、「変動所得・臨時所得の平均課税の計算書」の順で記載例を掲載しております。
掲載しております様式は、当事務所作成「平成28年分 所得税の確定申告書作成ファイル」にて作成したもので、OCR様式の読み取り枠は一部を除き省いております。
申告書 第一表の所得金額の状況
| 所得の状況 | 収入金 | 必要経費 | 所得金額 | 源泉所得税 | 摘要 |
|---|---|---|---|---|---|
| 不動産所得 | 2,600,000 | 120,000 | 2,480,000 | – | 臨時所得の権利金収入200万円 |
| 雑所得 | 1,500,000 20,000 |
250,000 – |
1,270,000 | 153,150 0 |
原稿料の内、変動所得125万円 貸金利息 |
| 給与所得 | 7,563,000 | – | 5,606,700 | 244,500 | – |
| 一時所得 | 2,000,000 | 1,300,000 | 100,000 | – | 特別控除後、1/2 |
青色申告決算書の収入金及び所得金額は、申告書第一表のウと3番へ、転記します。
申告書 第二表の所得控除の状況
| 所得控除 | 内容 | 支払金額 | 摘要 | 申告書への記入場所 | 関連様式 |
|---|---|---|---|---|---|
| 社会保険料控除 | 885,866 | 全額控除 | 第二表 12、第一表 12 | ||
| 生命保険料控除 | 旧生保のみ | 80,000 | 限度額計算 | 第二表 14、第一表 14 | 生命保険料 |
| 配偶者控除など | 380,000 | 定額控除 | 第二表 21、第一表 21 | ||
| 扶養控除 | 580,000 | 定額控除 | 第二表 23、第一表 23 | ||
| 基礎控除 | 380,000 | 定額控除 | 第一表 24 |
第二表へは支払った金額をそのまま記載しますが、生保控除などは限度額計算を行った後の金額を第一表へ記載します。
関連事項 平成28年分の所得税の税額表 ▪ 所得から差引かれる所得控除一覧 ▪ 青色申告決算書（不動産所得用）
所得税及び復興特別所得税の申告書B 第一表
所得税及び復興特別所得税の申告書B 第二表