平成22年分 住宅借入金等特別控除を受ける場合の所得税申告書記載例 大阪府高槻市の松本寿一税理士事務所

平成22年分 住宅借入金等特別控除の場合の所得税申告書記載例

×× ××氏は給与所得者で、(特定増改築等)住宅借入金等特別控除の適用を受けるため確定申告を行います。

数字等は仮定のもので、下記に「第一表」、「第二表」、「計算明細書 1面」、「「計算明細書 2面」の順で記載例を掲載しております。
 掲載しております様式は、当事務所作成「平成22年分 所得税の確定申告書作成ファイル」にて作成したもので、OCR様式の読み取り枠は一部を除き省いております。

申告書 第一表の所得金額の状況

所得の状況 収入金 必要経費 所得金額 源泉所得税
給与所得 7,140,000 5,226,000 169,100

給与の源泉徴収票から、申告書第一表の収入金額欄 カ 、所得金額欄6番及び所得税の源泉徴収税額欄39番に各々転記を行います。第二表にも同様に該当事項の記入を行います。

申告書 第二表の所得控除の状況

所得控除 内容 支払金額 摘要 申告書への記入場所 関連様式
社会保険料控除 968,520 全額控除 第二表 12、第一表 12
生命保険料控除 旧生保・旧個人年金 100,000 限度額計算 第二表 14、第一表 14 生命保険料
地震保険料控除 旧長期総合 21,000 限度額計算 第二表 15、第一表 15 地震保険料
配偶者控除など 380,000 定額控除 第二表 21、第一表 21
扶養控除 760,000 定額控除 第二表 23、第一表 23
基礎控除 380,000 定額控除 第一表 24

第二表へは支払った金額をそのまま記載しますが、生保控除などは限度額計算を行った後の金額を第一表へ記載します。

住宅借入金等特別控除の計算明細書の記載内容

居住開始年月日 住宅借入金の年末残高
平成22年5月28日 34,800,000円
家屋の面積 127.7㎡ 内居住用 127.7㎡ 取得対価 22,050,000円 補助金等の金額 300,000円
土地の面積 194.7㎡ 194.7㎡ 19,800,000円

住宅借入金等特別控除額の計算明細書で計算された控除額 348,000円を申告書第1表「30」番へ転記します。なお、還付される所得税は源泉徴収税額が限度となりますので、本事例では169,100円。

所得税の申告書B 第一表

所得税の申告書B 第一表

所得税の申告書B 第二表

(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書 1面

(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書 2面

(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書 2面