損益通算の計算を行える様式が、下記の「損益の通算の計算書」となります。
様式中コメントにあるように、次の場合に使用することとなります。
この計算書は、申告書Bや申告書第三表(分離課税用)を使用して申告する方で、各種の所得の損失額(赤字)を他の各種の所得の黒字から差し引く(以下、「損益の通算」といいます。)際に、赤字の所得が数多くある方が損益の通算をする場合に使用します(申告書第四表(損失申告用)を使用して申告する方は、この計算書は使用しません。)。・・・申告書第四表(令和元年分)はこちらから
損益通算につきましては、当ホームページ「損益通算と損失の繰越控除」にても記述しておりますが、所得の種類が少ない場合、特に混乱もなく確定申告書の所得計算を行えると思います。
しかし、赤字の所得の種類が多い場合や、損益通算等可能な「居住用財産の譲渡損失の金額・分離課税の所得」がある場合など複雑なケースもあり、誤りのない所得計算のためにも、この計算書を使用されますように。
下記は、国税庁様式「損益の通算の計算書」でありますが、当事務所では、この様式を自動計算ファイル(エクセル)として作成しております。このファイルは入力フォームから数値入力を行うことにより、自動計算にて本様式を作成します。
写しでありますので、当事務所ホームページ上では、この様式の操作を行うことができません。
なお、本様式は各年分用公開されていますが、特に改訂も見られません。
掲載様式は、令和元年分となります。改元による改訂は左上の元号が併記されています。過年分の様式は、新様式と差替え削除しております。
所得区分 | 差引金額 | 特別控除 |
---|---|---|
事業所得 | △6,000,000円 | - |
不動産所得 | 2,000,000円 | - |
給与所得 | 600,000円 | - |
雑所得 | △300,000円 | - |
総合短期譲渡所得 | 1,700,000円 | 500,000円 |
総合長期譲渡所得 | 1,800,000円 | 0円 |
一時所得 | 1,300,000円 | 500,000円 |
最終的には一時所得の金額が残り、総合長期譲渡・一時所得の場合は、さらに1/2が所得金額となります。
入力フォーム
損益の通算の計算書(控用裏面 書き方については省略しております)