相続税額の総額の計算
相続税の総額は、次の流れで求めることになります。
課税価額の合計額(第2表の①)から基礎控除額(第2表の②)を控除し、課税遺産総額(第2表の③)を求める。
次に、これを相続人ごとに法定相続分(第2表の⑤)で按分、税率(速算表)を乗じ、各人の相続税(第2表の⑦)を求める。そして総額(第2表の⑧)する。
これは、いったん各法定相続人が法定相続分どおりに取得したものと仮定し、相続税の金額(総額)を求め、最終的に実際取得割合にて相続税総額を按分する方式をとるためです。
こうすることにより、各相続人の実際取得財産の割合に関係なく、相続税の総額が求められることになります。この計算を本様式第2表にて行います。
基礎控除額の計算・・・定額控除 3,000万円+比例控除 法定相続人の数×600万円
課税遺産総額・・・課税価格の合計額 49,860万円-基礎控除 4,800万円= 45,060万円
法定相続分で按分・・・「税務 花子」氏であれば 45,060万円÷1/2= 225,300,000円
税額の計算・・・225,300,000円×45%-27,000千円=74,385,000円